住宅ローン控除は2回利用できるのか!!
売買
住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)は、2回利用可能です。
ただし、いくつかの条件を満たす必要があります。以下に詳しく解説します。
住宅ローン控除の基本ルール
住宅ローン控除は、自分が居住するための住宅を取得した場合に、そのローン残高の一定割合を所得税や住民税から控除できる制度です。
2回目の住宅ローン控除の利用について
住宅ローン控除は、別の住宅を購入した場合であっても、条件を満たせば再び利用することが可能です。以下の2つのケースが典型的です。
- 最初の住宅ローン控除期間が終了後に新しい住宅を購入した場合
• 最初の住宅ローン控除の適用期間(通常10~13年間)が終了している場合は、新しい住宅の購入に対して再度住宅ローン控除を適用できます。
• この場合、新しい住宅購入時に、改めて控除の適用条件を満たしている必要があります。 - 最初の住宅ローン控除期間中に新しい住宅を購入した場合
• 最初の住宅を売却したり、転勤などで住み替えが必要になり、新しい住宅を購入した場合でも利用可能です。
• 条件: 最初の住宅ローン控除の適用が終了する前に、新しい住宅に対して控除を受ける場合は、以下を満たす必要があります。 - 最初の住宅を居住用として使用していない(例えば売却した場合など)。
- 新しい住宅が居住用であり、ローン控除の適用条件を満たしている。
併用は不可
住宅ローン控除は1つの住宅に対して適用される制度です。同時に2つの住宅に対して控除を受けることはできません。そのため、最初の住宅が控除期間中の場合は、どちらか一方しか適用できないことに注意してください。
具体的な手続き
- 新しい住宅を購入した際に、必要書類を用意し税務署に申告します。
- 確定申告時に、新しい住宅について控除を適用する旨を申請します。
注意点
• 住み替えの場合、最初の住宅を賃貸に出すなどして居住用ではなくなる場合は、最初の住宅に対する控除はその時点で終了します。
• 詳細な条件は、所得額や住宅ローンの種類、住宅の性能(省エネ住宅など)によって異なるため、国税庁に相談することをおすすめします。